日本のソリッドモデルの現状

出典:SOLID MODEL NET
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模型の多様化 

日本のソリッドモデル界は、この50年間で大きな変容を遂げた。その中でも、技術の発展は、目覚しいものがあります。また、模型に求めるものが多様化しています。各クラブで“一家相伝”の手法のものもありますが、一代限りの模型の手法も多数見られます。

  • 縮尺の多様性
1/144、1/50、1/32、1/25、1/20、1/10
  • アルミ貼りモデル
戦後のソリッドモデルの初期からアルミ箔を貼る技法は見られました。近年のアルミ貼りは、0.01~0.02mmのアルミを貼っていく技法で、ジュラルミンの地肌の再現というとでは、利点があります。当然、大きな縮尺の模型での技法になってしまいます。
  • オールアルミモデル
アルミ貼りを一歩進めてオールアルミ製の模型作りが見受けられます。この模型は、もはやソリッドモデルの範疇を出ているという指摘もあります。

問題点

ソリッドモデラーの減少

日本に限ってみると全国のソリッドモデルクラブの会員数は、200名程度です。その他に個人として活動している人々は、多く見積もっても100名程度です。その年齢構成は、40代までがほとんどいない状況です。また、プロとしてソリッドモデルを作成している人口も年々減少しています。

技術の伝承

各クラブは、ソリッドモデルの技術の向上、伝承を積極的に行っています。しかし、現在の最も制作しているモデラー達の技術水準は高く、伝承へのハードルは高いと言わざるを得ません。

これからの10年を考えると、ソリッドモデラーの人口は、半減するでしょう。戦後の占領軍の「模型飛行機禁止令」によって「模型飛行機」のブランクが指導者や技術の伝承に大きな影響を与えたことがまさに、「今」起きようとしているのです。終戦後にあった外圧ではなく、今度は、自然な状態として休止が起きようとしているのです。