“Fw190-D9 ”の作り方

出典:SOLID MODEL NET
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福田和氏の“Fw190-D9 ”の作り方

資 料
図 面
材 料
道 具
製作場所

木取り
胴 体
主 翼
尾 翼

プロペラ
エンジン

キャノピー
降着装置

塗装

下塗り
(塗り・研ぎ出し)
上塗り
マーキング

組立て


福田和氏[1]の制作記事[2]を参照にしてソリッドモデルの作り方を書いていきます。制作は、ソリッドモデルの標準的な縮尺である1/50にします。 

FW190-D9について 

フォッケウルフ Fw 190

飛行中のFw 190

飛行中のFw 190

  • 用途:戦闘機
  • 設計者:クルト・タンク
  • 製造者:フォッケウルフ社
  • 運用者
    • ドイツ空軍
    • ハンガリー空軍
    • トルコ空軍
    • ルーマニア空軍
  • 初飛行:1939年6月1日
  • 生産数:20,000機以上
  • 運用開始:1941年8月
  • 退役:1945年
  • 運用状況:退役

フォッケウルフFw190は、当時使用可能だった唯一の1500馬力級空冷星形エンジンBMW 139を使って開発された。上述の通り、Bf109その他の機体に採用されて生産が手一杯だったDB601系エンジンとは別のエンジンを使用する様に、空軍当局が指示したからである。液冷王国ドイツにおける唯一の空冷エンジン単座戦闘機であり、量産型はのちにBMW社が開発に成功した、より高出力のBMW 801シリーズに換装された。Bf109がヨーロッパ最強を誇っていた緒戦ではあまり注目を浴びなかったが、スピットファイア Mk.V等、連合国の新型戦闘機に対抗する高性能機として1941年から実戦配備が始まった。しかしながら、空軍では能力不足を露呈しつつあったにも拘らずメッサーシュミットのBf109を主力として配備する方針であったため、Fw190は補助戦闘機という低い地位しか与えられなかった。それでも、最初の配備型Fw190Aは英国のスピットファイア Mk.Vを実戦で圧倒し、強力な新型戦闘機の登場という混乱を連合国に与えた。本機の活躍によりドーバー海峡上の制空権はドイツ空軍の手中に収められ、この状況は半年後のイギリス空軍のスピットファイアMk.IXの出現まで継続した。A型は高度6000m以上でBMW 801の出力が落ち、高高度性能が不足していたが中低高度では高性能を遺憾なく発揮し、その後も改良が続けられBf109と共にドイツ空軍を支えた。
D型はA型の性能向上型として大戦末期に登場しましたので、殆どが本土防空部隊で使用されており実機の写真があまり残っていません。野原茂氏のエアロディテールにある現存実機の写真が大変参考になります。
D-9の最大の特徴は、エンジンの液冷化による環状ラジエーターの搭載と重心バランスをとる為胴体後部に長さ50cmの延長材を組み込んでいる点です。
」 (福田

Fukuda001.jpg 

木取り

材料となる木材(朴)に型紙で印を入れ、寸法通り切り出します。福田氏の場合には、鉛筆と油性ペンを併用されているようです。


「写真は各ブロックの材料取りの状態を示しています。胴体後部は一旦A型と同じに材料取りしてから所定位置で切り離して延長部材(スペーサー)を入れます。」(福田)

Fukuda m001.jpg
胴体の部分①は、厚板を2枚貼り合わせていますが、これは、中心面がはっきりとするための方法です。プロペラを大きなブロック⑦で作るのは、福田氏の独特な方法です。この時点できっちりとした寸法出しをされています。

①胴体
②胴体延長部
③主翼
④水平尾翼
⑤主翼フィレット
⑥増槽
⑦プロペラ
⑧スピナー、ラジエーター

Fukuda m002.jpg


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脚注

  1. 2009年9月8日(満68歳没)
  2. 原文を尊重して制作を使用します。